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バージョンアップ ⅳ

2013年7月

画像は、Contents の 全ての画像 にもありますので参考にして下さい。

これまでに様々なバージョンアップを繰り返し、何となく中途半端になってしまったデッキを何とかしよう、というのが今回のバージョンアップの主旨です。

前回は「リーフフェンス」で全体を覆いましたが、2年も経つと劣化して、ふさふさだった葉も風に飛ばされ、取り付けに使った竹も腐り、見た目も悪くなってきました。
それに今までの中途半端なバージョンアップで、デッキが何となくスッキリしません。

そこで今回は、デッキ全体をリーフフェンスの変わりにラティスで覆い、スロープの所にドアを付ける事にしました。

ポイントは、「ラティスを簡単に取り外し出来る様に作る」という事です。

結果、開放感はやや薄れ部屋みたいになりましたが、簡単に取り外しが出来るのでそこは問題なしです。

使うラティスの種類は、×字・+字・ルーバータイプで、組み合わせやレイアウトが自由で壊れた場合の交換も簡単です。
最初にリーフフェンスとラティスをすべて撤去しますが、天井のリーフフェンスだけはそのまま残します。

費用

費用は概算ですが参考にして下さい。

ラティス ×字型 1850×950mm 数量 1 5,500
ラティス 十字型 1850×950mm 数量 3 16,500
1850×650mm 数量 4 15,000
ラティス ルーバー型 1850×950mm 数量 2 20,000
木材 角材 47×35×2000mm 数量 14 5,000
板 15×70×2000mm 数量 10 5,000
キャスター 数量 4 270
塗料(キシラデコール) 3.5L 15,000
ネジ類 コーススレッド 4.5×90mm 数量 約100本 ステンレス 2,000
木割防止ビス 35mm 100本 ステンレス 2,000
小物、アクセサリー等雑費 金具、ハケ、ドアチャイム等、雑費 6,000
合計 ¥92,270

ドア(引き戸)の取り付け

使用するネジ類の素材は全て「ステンレス」です。

まず、ドア用のラティスにキャスター4個をビス付けします。
2個だと脱輪しやすいかと思ったので4個付けてみましたが、2個でも脱輪することは無いと思います。
ラティスは意外と重く素材の木が軟らかめなので、キャスター取り付け部分に負担がかからない様に重さを分散させる為というのも4個にした理由です。

次に、デッキの床に下部ドアレールをビス付けします。
レールに使用した木は、厚さ5mm、幅15mm、「回り縁」に使うもので断面は長方形です。

上部ドアレールの取り付け位置は、ドアの上15mmです。
最初に角材と外側板をビス付けしておき、下部レールにドアを置いたらその上に15mm厚の板の切れ端を置き、その上に「外側板を付けた角材」を載せて位置を決め取り付けます。

上部ドアレール断面図 ・ 参考図

ラティスの金具

ラティスの底には写真のような金具を付け、レールに溜まった水が乾燥し易いようにラティスを少し浮かせます。
この金具はトタン波板を取り付ける時の物で、素材はステンレス、取り付ける個数は950mm幅のラティスは3個、650mm幅のラティスは2個です。

ラティス用上・下レールの取り付け

デッキの外周上下にラティス用のレールを作ります。

先に下のレールから作りますが、ドア用ラティスとのバランスを考えて高さを決めます。
レールの高さを決めたら、角材と外側板をデッキ本体に取り付けますが、デッキ外周に手摺があるので内側板は取り付けません。
手摺等何もなければ内側板が必要になります。 下部レール断面図

上のレールはドアレールの時と同じ要領で取り付けますが、中央辺りの何もない部分は、余ってる材料で 支え を作ります。 上部レール断面図

最後に上部レール内側板を柱・梁を避けて必要な部分に取り付け、ラティスの塗装をすれば終了ですが、少し計画変更をする事にしました。

作業途中ですがここまでの写真を掲載します。

計画変更

ラティスにキャスターを付け、上部レール位置を調整

デッキ全体をラティスで覆うと、安心感・くつろげる感は最高なのですが、少しだけ息苦しく感じる時があるかも知れません。
ラティスに付けた金具も何となく気に入りません。

そこで、その時々の気分・天気や季節によってラティスの枚数を調節し、日差しを遮ったり目隠し等の為に自分好みの位置に簡単に移動出来る様に、金具をキャスターに変更する事にしました。

キャスターは、950mm幅は3個・650mm幅は2個でドアも4個から3個に変更しますので22個追加購入し、キャスター \68×22=\1496・ステンレス皿タッピング \450、追加費用合計約\2,000です。
金具からキャスターに変更したので上のレール位置を再調整し内側板を付けて塗装すれば終了です。

未塗装ですが写真を掲載します。

ラティスを全部取り付ける

全部付けるとこんな感じになります。
そこで、色々なレイアウトを試してみました。

ラティスを全部取り外す

開放的な感じでデッキ本来の姿です。

ドアのバリエーション

ドアを少し変化させてみました。
左から×字・+字・ルーバー・少しサイズが合いませんが650mmサイズの両開きです。
ドアは元々×字にするつもりだったので、それで落ち着きそうです。

ラティスの組合わせ

ラティスを少し変化させてみます。
基本的にラティスはどの位置にも取り付け可能で、キャスター付ですから好みの位置に移動させるのも簡単です。
但し、スロープの右側には650mmサイズしか付きません。

追加工事

ラティス用下部レールには、デッキ外周に手摺があるので内側板は付けないという事でしたが、内側から見るとキャスターが気になります。
そこで、下部レールに内側板を、ラティスには板を使いカバーを付けて、キャスターが見えない様にする事にしました。

ラティス用下部レールの内側板に使用する木材は幅95mm・厚さ15mm、ラティスのカバー用の板は幅45mm・厚さ9mmです。
追加費用は、木材・ステンレスネジ類で合計¥9,700です。

下部レール用の内側板を付ける

取り付け方法については、下部レールをいったん外してから内側板を取り付けるのが簡単なんですが、上部レールにはすでに柱・梁を避けて内側板が取り付けてあるので、下部レールも同じ様に柱・梁を避けて取り付ける事にしました。

これが手間でした。
毎回思う事ですが、最初から計画的に作業を進めていれば追加工事も余計な手間もかけずに済むのですが、作業中に気が変わってしまうので仕方がありません。
私の失敗を参考に、計画的に作業をして下さい。

作業としては、型をとり木材を切ってから、塗装しながら取り付けます。

ラティスにカバーを付ける

ラティスに付けるカバーと下部レール前側板との間隔は5mm、幅は売っている木材の寸法の関係でラティスより50mm短くなりました。

前側板との間隔は右写真の様に厚さ5mmの板をレールの上に置いて合わせ、左右の位置は目分量、ステンレスの皿タッピングで取り付けます。

結果

内側からも外側からもキャスターが見えないので良くなりました。

ラティスカバー取り付け前

ラティスカバー取り付け後

ラティスの塗装

使用したキシラデコール、約3.5L。(650mmサイズ4枚、950mmサイズ6枚)
作業時間は650mmサイズ1枚約1.5時間、950mmサイズ1枚約2〜2.5時間。
単純ですが根気の要る作業で、気が遠くなります。
4日越しの作業でした。

内側

外側

結果

取り外せば開放感があり、取り付けるとプライバシーの保たれた空間でとても安心出来ます。

取り付けた状態で道路から(7〜10m離れて)見ると、昼間だと中に人がいるかいないかよく分からない程度、夜リビングの照明が点いている時でも、人がいるのは分かるけれども何をしているかまでは分らない程度で、意外と見えないものです。

風も意外と抜けてくれるし、バタバタする事もほとんど無く、ルーバータイプは西日を完全に遮ってくれるので重宝します。

バージョンアップ ⅴ
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